沖縄北部の山々を埋め尽くすモコモコした常緑広葉樹である「イタジイ」。

その特徴的な木はブナ科のシイ属であり、地域の人々に愛されている。シイの木であることから「どんぐりの実」をつけ、人々やイノシシなど動物の食料として恵みをくれる貴重な木である。雌雄に分かれていて、花を咲かせた年に実をつけないという珍しい一面もある。

幹が非常に硬く、湿気にも強いことから木材や薪としても広く用いられてきた。大きいもので20mまで伸び、巨大なブロッコリーやブロッコリーの森など呼称されている。また、葉裏は独特の金色であり、実に美しいものである。

やんばるの地の生態系を守るその雄大な大森林、我々人間もそんな存在となれれば良いのだが。